ブログ|世田谷区で動物病院をお探しの方は桜新町動物病院まで

 
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2018年10月27日

11月4(日)は「第37回世田谷区動物フェスティバル」に参加のため、終日休診とさせていただきます。

患者様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

2018年8月26日

今回は犬の椎間板ヘルニアについて書かせていただきます。

【椎間板ヘルニアの症状】

椎間板ヘルニアの症状は発症部位と障害の程度により痛みだけの症状から、歩様に異常が認められたり、障害をうけた脊髄よりも後ろの感覚や、運動機能の消失、排尿機能の喪失まで様々です。

【椎間板の構造と椎間板ヘルニアの病態】

                       図:くわしい犬の病気大辞典(誠文堂新光社)より引用

椎間板ヘルニアは髄核が周りの繊維輪から脱出したものをハンセンⅠ型といい、繊維が変形し膨らんだものをハンセンⅡ型といいます。

ダックスフンドや、ペキニーズなどの軟骨異栄養性犬種では、若齢期より椎間板が軟骨様になり、水分を失い弾力性に乏しくなり外力にたいして脆くなるため、ハンセンⅠ型の椎間板ヘルニアが発症しやすくなります。

【椎間板ヘルニアの診断】

椎間板ヘルニアの診断は身体を動かしたときの姿勢反応を検査する神経学的検査により脊椎の病変を推定し、レントゲン検査、MRI検査により診断します。下の写真がMRI画像です。

この症例は第2、3腰椎間に椎間板ヘルニアがあり、左腹側がら重度に圧迫を受けいます。

【椎間板ヘルニアの治療】

椎間板ヘルニアの治療は症状が軽度の場合は内科的治療と安静により改善することもありますが、症状が改善しない、悪化傾向にある、感覚や運動機能の消失が認められる場合には外科治療が選択されます。

この写真は実際の手術時の写真です。

脊髄が逸脱した椎間板物質の圧迫を受けてわずかですが上に持ち上がっています。

椎間板物質を取り除いた後の写真です。

圧迫がなくなり、脊髄がまっすぐに戻っています。

摘出した椎間板物質です。

外科治療を行う場合、症状の重症度と、発症からの時間経過により改善率が異なるというデータがあります。

内科治療に反応がない場合や、悪化傾向にある場合は、なるべく早く外科治療が必要になります。

当院では椎間板ヘルニアなどの治療を積極的に行っております。椎間板ヘルニアや脳神経疾患でお困りの際はお早めにご相談ください。

桜新町動物病院

 

2018年3月11日

当院では春の健康診断、フィラリア・ノミダニ予防のキャンペーンを実施しています。
年齢、体調に合わせて各種プランをご用意していますのでお気軽にスタッフにご相談ください。
期間は6月末までの限定となりますのでご注意ください

2018年3月4日

当院では低侵襲な処置、より詳しい検査を実施するため、内視鏡を導入しました。当院の内視鏡は直径5.8mmの細いスコープを使用しているため、猫、小型犬にも使用でき、様々な消化器疾患の症例に対し、内視鏡検査が実施できるようになりました。

【内視鏡でできること】

○内視鏡での組織生検

内視鏡では鼻腔や食道、胃、小腸または大腸の内部を直接観察することができます。レントゲン検査や超音波検査では分からない病変を見つけることができ、その病変の組織を採取し、正確に診断することができます。

炎症性腸疾患、リンパ管拡張症、リンパ球形質細胞性腸炎、寄生虫疾患、腫瘍などの診断に有用です。

異物の摘出

異物を誤食してしまった場合、開腹手術をせずに異物を取り出すことができます。これにより動物の負担がかなり軽減されるようになりました。

○胃瘻チューブの設置

様々な病気が原因で食事を口から食べられなくなってしまった場合に内視鏡を使って胃瘻チューブを設置することができます。以前は開腹手術により設置していましたが、低侵襲で設置できるようになりました。これにより、直接胃の中に食事を入れることができ、栄養管理ができるようになります。

【このような症状の時は内視鏡検査をお勧めします】

異物を飲み込んでしまった時

○慢性の嘔吐・下痢が続く時

○血便・黒色便・ゼリー状の便がみられる時  

○鼻炎症状が続く時

○低蛋白血症が認められる時

○原因が分からない食欲不振が続く時

 

桜新町動物病院 院長

 

 

 

2018年1月11日

今回は犬の膀胱結石の症例をご紹介します。

 

犬の膀胱結石の構成成分の8割以上はストラバイト、シュウ酸カルシウムのどちらかであるとの報告があります。

その他にみられる成分としては尿酸アンモニウム、シスチン、シリカ、リン酸カルシウムなどがあり、複数の成分からなる混合結石の場合もあります。

犬の尿石症では尿路感染症との関わりが問題となっており、ストラバイト結石は尿路の細菌感染そのものが結石形成の直接的な原因となり、また、結石が尿路に存在することにより尿路感染症が発生することも比較的多くみられます。

症状としては、膀胱炎と同様の症状、頻尿、血尿が一般的に認められます。

症例はトイプードル、7歳の雌です。症状は元気喪失、頻尿が認められました。

検査の結果、膀胱内に巨大な結石を認め、さらに腎炎を併発していました。

 

レントゲン画像です。膀胱内に結石を認めます。

飼い主様と相談の結果、結石があまりに大きいため、外科的に摘出することになりました。

摘出した結石です。

この子は術後5日間ほど入院にて治療し、元気になって退院しました。現在も尿石症用の処方食を継続しています。

最後に、犬の尿石症は食事管理、定期健診で未然に防ぐことができますので少しでも気になることがありましたら、早めにご相談ください。

桜新町動物病院

 

2017年10月29日

桜新町動物病院では秋の健康診断を実施しています。

年齢、健康状態により3種類のプランをご用意し、通常よりもお得な料金で検査を受けることができます。

検査時間、検査内容、料金につきましては直接スタッフにお問い合わせください。

 

2017年10月17日

11月5日(日)は砧公園で行われる「動物フェスティバル」に参加の為、休診とさせていただきます。

患者様にはご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いします。

2017年9月4日

今回は小型犬に非常に多い病気の膝蓋骨内方脱臼の症例について紹介します。

膝蓋骨内方脱臼とは、後肢の膝の関節にある膝蓋骨(膝のお皿)が、お皿の入っている溝(滑車溝)の内側や外側に変位する疾患です。

原因としては、先天性、遺伝性または事故などによる後天性に分けられます。膝蓋骨脱臼は病態によって4つのグレードに分類されます。

グレード分類

グレード1 強制的に脱臼可能で脱臼しても自然に元の位置に戻る。痛みや骨の変形がほとんどない。

グレード2 日常生活で自発的な脱臼をおこす。軽度の骨の変形を認めることもある。

痛みはあまり伴わないが時折スキップ様の跛行をする。この状態を放置すると軟骨がすり減ったり、

靭帯が伸びてグレード3に進行することがある。

グレード3 常に脱臼している状態。手で戻せば整復することができるが、またすぐに脱臼をおこす。中程度の骨

変形を伴う。跛行や機能障害を伴うことが多い。

グレード4 常に脱臼している状態。整復しようとしても戻すことができない。骨の変形も重度となり、負重でき

ないために筋肉量が減少し、常に膝を曲げたような歩行になる。早期に外科的処置をしなければ骨と

靭帯の変形が重度となり、完全な機能回復が困難になる。

今回は、チワワのグレード3の症例を報告します。

飼い主さんは左後ろ足の歩き方がおかしいとのことで来院されました。触診、レントゲン検査の結果、膝蓋骨内方脱臼グレード3と診断。脛骨の変形も多少認められたため、今後のことも考え早期に手術をすることになりました。

今回の手術方法を紹介します

①滑車溝の深化

②余分な関節包の切除、 関節包の縫合

③内側筋群の解放

④脛骨の内旋防止にファイバー製の抗回転糸の設置

以上の術式で今回の症例は手術を実施しました。

術前のレントゲン写真です。膝蓋骨(赤矢印)が内側に脱臼しているのがわかります。

 

脱臼を繰り返していたため、内側の滑車溝が削れています。

 

滑車溝を楔状に造溝し深化させます。

関節包を縫縮し、脛骨の内旋防止のファイバーの糸を設置していきます。

術後のレントゲン写真です。膝蓋骨(緑矢印)が本来の位置に整復されています。

術後は一週間入院し、リハビリを行い、退院時には歩行可能になり元気に退院していきました。

最後に、膝蓋骨内方脱臼は年齢、症状、グレードにより治療方法が異なり、すべてが手術適応になるわけではありません。ワンちゃんの膝の症状で気になることがありましたら、一度ご相談ください。

桜新町動物病院

 

2017年6月20日

東京も梅雨入りしましたね。

この時期、湿度が高くなると注意しなければならないのが、ワンちゃんの外耳炎です。

特に垂れ耳タイプのレトリバー系、コッカー・スパニエル系などのワンちゃんは要注意です。

外耳炎とはどのような病気かというと、

耳の中でカビや細菌が繁殖したり、アレルギーやアトピーなどが原因で、音の通り道である外耳道に炎症を起こし、かゆみや痛み、耳垢がしきりに出てくる耳の病気です。

日々の生活の中で

☑頭を激しく振る

☑耳をよく掻いたり、擦りつけたりする。

☑耳が腫れる

☑においのある耳垢がたまる

☑耳の中に湿疹ができる

などの症状、行動が目立ちましたら、早めに受診してくださいね。

外耳炎は一度長引かせると、慢性化して再発を繰り返すやっかいな病気です。

ジメジメした季節、ワンちゃんの様子を注意深くチェックしてあげてください。

 

桜新町動物病院

 

 

 

2017年5月26日

今日はミシン糸の誤食により、腸閉塞になってしまった猫ちゃんを紹介します。

症例はまだ10ヶ月齢の子猫です。朝から15回位嘔吐しているとのことで来院されました。

単純レントゲン検査、血液検査では大きな異常は認められず、経過をみるため点滴をしながらの入院管理を行いました。

しかし、翌日また嘔吐したため、異物を疑いバリウム検査を実施しました。

バリウム検査のレントゲン写真がこちらです。

通常は食道から胃に入ったバリウムは時間の経過とともに小腸、大腸へと流れていきますが2時間経過しても全く流れませんでした。これは腸閉塞の所見です。また、食道の部分に一直線のバリウムが残っています。食道は通常はバリウムが停滞しないのでこれだけでも異常所見になります。

飼い主さんと相談の結果、消化管内異物を疑い、開腹手術を行いました。開腹したところ、小腸領域すべてが変色し腸がよれよれの状態でした。これはひも状の異物の所見に類似しているため、小腸を切開したところ、細い糸が見つかりました。糸は舌根部から、食道、胃、小腸、盲腸の部分まで一本のままつながり、腸閉塞を起こしていたことがわかりました。胃を1か所、小腸を4か所切開する大変な手術でしたが麻酔からの覚醒もよく翌日にはかなり元気が戻りました。

この子は約1週間入院し、無事に退院していきました。

異物の誤食は比較的若齢の動物に多く見られます。噛んで遊んでいるうちに間違って飲み込んでしまうことがあるようです。飲み込めるサイズのもので遊んでいる場合は注意してみることが大切です。誤食癖がある場合はペットのそばに置かないように工夫することも大切です。皆さんもペットの異物の誤食にはお気を付けください。

桜新町動物病院  佐藤

 

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